アスタキサンチンの抗酸化力
アスタキサンチンの抗酸化力について解説します。カロチノイド系色素の代表的なものは、β-カロチンやトマトのリコピンなどです。これらはカロテン類と呼ばれ、抗酸化作用があることがわかっていました。
これに対し、アスタキサンチンは同じカロチノイドであるのですがキサントフィル類と呼ばれ、当初はただの色素とされていました。
しかし、近年の研究技術の進歩により、アスタキサンチンの抗酸化力は、 β-カロチンの10倍、ビタミンEの1000倍とも言われ、コエンザイムに続く健康食品ともいわれています。
アスタキサンチンは、活性酵素の中でも特に毒性の強い「一重項酸素」の酸化反応と、体の組織を連鎖的に障害していく「過酸化脂質」の生成を抑制する力が強いことがわかっています。
特に、一重項酸素酸化に対してはビタミンEの100倍以上、ベータカロチンの10倍以上の抑制効果が認められています。
老化の原因である活性化酸素の消去能に関してはビタミンEの約500倍、β-カロチンの約40倍、リコペンの約10倍というデータもあり、この事から老化予防にも最適と言われているのですね
最近ではアスタキサンチン配合の化粧品やコスメも多数出ており、肌にも良い成分でありながら老化予防に最適という認識も高まっています